2013年7月16日火曜日

主任弁護人の佐藤博史弁護士は「決定的な証拠はなく、無実を明らかにできる」 としている。 2013年7月11日


いわゆる,PC遠隔操作事件のことですが、この問題について取り上げ踏み込むべきか否か迷いがありました。佐藤博史弁護士は再審無罪となった足利事件の弁護人としても著名であり、再審や冤罪の第一人者、大御所という評価も受けているようです。

また、この,PC遠隔操作事件においてはオウム真理教の事件で一躍有名になったジャーナリストの江川紹子氏がひときわ熱心に取り上げ、警察検察に対する批判と不信感を大々的に取りざたしております。

PC遠隔操作事件は警察が4人の誤認逮捕を行ったという経緯もあり、世間の注目をあつめましたが、佐藤博史弁護士や江川紹子氏がマスコミに激しい檄を飛ばし、検察を批判する一方、テレビではほとんど取り上げられることもなくなり、世間一般の関心も明らかに薄れているようです。

このことに対して、佐藤博史弁護士らはマスコミが警察や検察におもねて真相の追求を放棄したかの論調で、同時に検察の暴走などと片山祐輔容疑者を冤罪被害者として位置付け、無罪ではなく無実だと公言しております。

このような刑事裁判のエキスパートのごとき活躍をする弁護士は他にも数多いるようですが、ある意味、それらの活躍や功績が冤罪問題や刑事再審の流れを歴史的にかたちどり、世間の問題に対する認識や認知ともなっているものと考えられます。

私は平成4年という21年前になった事件の法的救済を求めるため現行法の再審という制度の枠の中で活路を探し、長い間自分の事件とその問題について考え続けてきました。それは刑事弁護に対する不信感につながり、さらには関わる弁護士らの欺瞞と利己心が世を覆い尽くすのが現状ではと。

また私は、プログラムについても素人ですが、ある程度の知識と経験があるので、佐藤博史弁護士や江川紹子氏の主張する根拠が非常に希薄で乏しいものだと考えることが多いです。彼らもプログラムの素人であることは自認しているようですが、無知を都合良く利用し、世間に誤解をばらまいている印象です。

より重大なことは世間から片山祐輔容疑者を隔離したことです、事実上は検察が接見禁止をやったことになっておりますが、佐藤博史弁護士が横っ面を張り倒すようなあからさまな挑発を行い、検察が接見禁止をするように仕向けたという印象がぬぐえません。

5月28日の勾留理由開示のことだと思いますが、片山祐輔容疑者は、出口のないトンネル、自殺した方がまし、などと述べたらしく。また、このときかどうかは確認していないですが、佐藤博史弁護士は精神的に不安定となり相当な頻度で問題行動を警察署内で起こしていると公言しています。

その後にも別の事件での勾留理由開示を行い、直後に記者会見も行っていたようですが、その時は片山祐輔容疑者は在廷したものの発言はしなかったということで、その辺りから佐藤博史弁護士を通じた片山祐輔容疑者の声も全く伝わらなくなった気がしています。東京拘置所に移送になったのも同じ頃かと。

PC遠隔操作事件における佐藤博史弁護士や江川紹子氏の対応は、刑事裁判を考える上でとても興味深いものであり、自分なりに情報を収集し分析してきたつもりです。また特に考えさせられる情報は主に佐藤博史弁護士らの記者会見の動画であり、その中での発言です。

主にYouTubeの動画ですが、再生回数はあれだけ全国的に注目を集めた事件であり、佐藤博史弁護士らが精力的に検察を批判しているのにかかわらず、信じ難いほど少ないものです。長いものは1時間近いような再生時間であり、まともに視聴した人はさらに数が少ないものと考えられます。

そのような世間の反応の鈍さも反映してのことか、佐藤博史弁護士らの情報発信も減りつつあるようです。片山祐輔容疑者の現状については、ほとんど知ることが出来なくなっています。少し前の情報だと弁護人は5,6人で、毎日のように交代で接見を行い、精神的にも支えているような話でした。

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