2013年5月1日水曜日

対応を検証した報告書を公表した。福川被告に対する苦情は会に多数寄せられて いたが、会員が横領行為をすると想定できず、気づけなかったとしている

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"Title : 岡山弁護士会は30日、会としての対応を検証した報告書を公表した。福川被告に対する苦情は会に多数寄せられていたが、会員が横領行為をすると想定できず、気づけなかったとしている。/岡山弁護士会
"Cats : 社会・世相・時代の参考情報,弁護士
"Tags : 弁護士会
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元弁護士・福川律美被告(65)(業務上横領罪などで公判中)が民事訴訟の賠償金など計約9億円を着服していた事件を受け、福川被告が所属していた岡山弁護士会は30日、会としての対応を検証した報告書を公表した。福川被告に対する苦情は会に多数寄せられていたが、会員が横領行為をすると想定できず、気づけなかったとしている。

 同会は昨年の事件発覚直後、同会員5人、外部の有識者3人をメンバーとする検証委員会を設置し、課題や対策を検討してきた。

 報告書によると、2002年4月~12年9月に同会市民窓口で受け付けた福川被告に関する苦情などは115件。一人で全体の6・2%を占めた。05年度以降の苦情件数は毎年度、会員の中で常に1~3位で、この10年で紛議調停は10件、懲戒請求も8件に及んだ。

 こうした状況にもかかわらず、非行の把握が遅れた理由として、会員の事務処理や弁護活動にはできるだけ介入しないことを原則としてきたことや、非行情報の管理体制に不備があったなどと指摘。

 副会長1人を情報管理責任者とし、会長と共に同会への情報を「誤解など問題があるレベル」から「犯罪を疑わせるレベル」まで5段階に分けて評価したうえ、適切な対応をとることを提言した。

 一方、被害者の40歳代男性は「10年もの間に多数の苦情があったのに、なぜ対応できなかったのか、言い訳にしか聞こえない」と批判した。
(2013年5月1日 読売新聞)

引用:岡山弁護士会「横領行為想定できず」 : 岡山 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)




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