翻って廣野秀樹様、貴殿の軽薄な発言はいつも私は不愉快に感じます〜法務業の
末席
No.80 法務業の末席 さん | 2008年6月22日 06:41
光市事件の広島高裁差戻し審で死刑判決が下された後、被害者遺族の本村氏が記者会見での発言が思い出されます。
(本村氏の発言を正確に記録していなかったので、記憶で引用します)
「本日の死刑判決で、妻と子の2人に加え、新たにもう一つの命が失われることになりました。都合3つの命がこの世から失われるという、社会の損失の大きさを噛みしめております」
被害者遺族としての峻烈な報復感情を心の奥に押し込めて、「死刑判決に満足ですか?」と言わんばかりの質問をした記者をきっちりと見据え、被告人の命の重さを最愛の妻子2人と同等に扱われた本村氏の理性。
我がことだけでなく、社会全体の損失にまで思いを巡らして発言される視野の広さ、心の大きさ。
朝日新聞素粒子の筆者とは比較にもならない、人間としての気高さを感じる。
その素晴らしい理性をもって死刑判決に論評された、本村氏の心情を慮ると、今このコメントを書いていながら涙が流れてくる。当事者としての苦悩の大きさが感じられるからこそ、私も世間の多くの方々も本村氏の「3つの命が失われる…」という言葉に感動するのです。
翻って廣野秀樹様、貴殿の軽薄な発言はいつも私は不愉快に感じます。
自重し自粛されるよう望みます。
引用:死刑に対する朝日の見識 - 元検弁護士のつぶやき
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