記録の書面だけで正しい判断が下せるものなのか疑問があります。〜廣野秀樹
No.127 廣野秀樹 さん | 2008年6月22日 22:27
>No.124 MultiSyncさん
山中事件については、ご存じないのでしょうか。調べることは出来るはずですが?
検察にとって、致命的な問題を孕んでいるはずです。私は研究者でもないので、文献を調べる手間もありませんが、確か1972年に起こった事件が解決までに18年間かかったはずで、それも検察の惨敗でした。
自らが殺人の従犯だという被疑者が、主犯をでっち上げ、地裁、高裁と死刑判決が維持され、最高裁で差し戻しを受けた上で、無罪判決が出たはずです。
申告した自称従犯は8年の刑が確定しているはずかと思います。いかにも奇妙な事件です。
そのまま最高裁で死刑判決が確定し、執行されていた可能性もあるわけで、考えさせられる事件だと思います。そのあたりの示唆を含めて、前段と後段を結びつけました。
それと、福井県の女子中学生殺人事件と言うのがありましたが、冤罪として日弁連が全面的に支持をしていたはずかと思います。
http://www.nsknet.or.jp/~yukawa/maekawa.htm
この裁判は、金沢地方裁判所で無罪が出て、高裁で逆転有罪になりましたが、その有罪判決を下した裁判長は、自分が控訴審判決を受けた裁判長でもありました。
この事件も警察が被疑者の不良仲間を手なずけ、偽りの供述をさせたようなことが問題になっていたかと思います。
死刑と冤罪の問題は切り離すことが出来ないはずですが、記録の書面だけで正しい判断が下せるものなのか疑問があります。
引用:死刑に対する朝日の見識 - 元検弁護士のつぶやき
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