検事当時に私の向かい側に座っていた弁護士さんにはいろいろなタイプの<元検
弁護士のつぶやき>
これでいいのか刑事弁護
最近よく覗かせていただいている町村先生のブログ(Matimulog)に面白いコメントがありました。
被告人が弁護人の質問に答えて、検察側主張をことごとく否定し、検察側証人を次々と口を極めて罵っても、長髪の検事はそ知らぬ顔で異議を全く出さず、立ち上がった反対尋問でもたった一言。 「あなたねぇ、この期に及んでそんな弁解を言って人間として恥ずかしくないですか?この際、真実を明らかにして被害者に謝罪しませんか?」 弁護人は「異議!検察官の意見の押し付けです!被告人はやってないと言っているんですから……」と怒鳴りだしたのを裁判官がさえぎりました。そして「では、私から聞きましょう。被告人、あなたはこの法廷で本当のことを話していますか?」 1か月後の判決は懲役6年の実刑でした。
そんな刑事裁判を傍聴しました。
笑っちゃいました。
なかなか茶目っ気のある裁判官だと思います(^^)
この程度に茶目っ気のある裁判官は珍しくないです。
で、私が問題にしたいのは、裁判官の茶目っ気ではなくて、ピンぼけの弁護人です。
検事当時に私の向かい側に座っていた弁護士さんにはいろいろなタイプの人がおられましたが、中には被告人が可哀相だな、と思うような人がいたのも事実です。
その典型的パターンが、ともかく被告人に有利なことを被告人にしゃべらせればいいと思っているタイプの弁護士です。
その信用性とか説得力とかはおかまいなし。
言い訳であろうがなんであろうが、ともかく文字にしたときに被告人に有利な事情と読めれば足りると思っているかのようでした。
モトケン (2005年11月 5日 01:37) このエントリーを含むはてなブックマーク (Top)
引用:これでいいのか刑事弁護 - 元検弁護士のつぶやき
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