医療問題に関する今後のかかわりについて
私としましては、今後司法問題に関連する問題を除いて、医療問題について積極的な発言をすることを控えようと思います。
「東京の妊婦死亡事故」のコメント欄の議論からの印象ではありますが、議論の後半の 僻地外科医さんなど一部の医師を除いて、医師と思われる方のコメントを読むと、医師以外の人たちに対する情報発信の場であるという認識に欠ける人が多いようですし、そういう認識があるとしてもどうもKYとしか思えないものもあります。
また、私を含む非医療者とコミュニケーションを取ろうという意欲があるようにも思われない感じがします。
私は、医師が不当な非難を受けることがないように、医師からの適切な情報提供と意見表明などの、医療側からの積極的な発言を期待したわけですが、多くは、自己防衛的なもので、分かりやすく言えば墨東病院の件における責任否定または責任回避的な発言が目に付きすぎました。
たぶん、多くの医師は私や世間を医師ないし医療に対立する存在とみなしているのではないかな、と想像しています(従前のマスコミの論調からすれば無理もないとは思いますが)。
医師や病院側の何らかの問題を指摘すれば、問題の所在や内容(誰を対象とするどのような問題提起かなど)、問題提起の意図にかかわりなく、医療側は医師に対する非難の臭いを感じるように思われます。
上記エントリのコメント欄では言うのを控えていましたが、正直言って、被害妄想的な印象も受けています。
私や私以外の非医療者の投稿者が、そうじゃないという説明を何度かしましたが、ほとんど聞く耳を持たないという反応も妄想との感を深めた所以です。
これでは、コミュケーションなど成立するはずもなく、かえって溝を深くするだけのように思われました。
そこで、今後は、医療関係のニュースがあれば興味の赴くままに紹介はしますし、それについていろんな立場の人が意見を述べるのは自由ですが、私はそれを横から見る程度にとどめたいと思います。
余談ですが、昨日、私はお医者様のお世話になりました。
様をつけないではいられないほど感謝しています。
医者でなければできない領域があり、それをきちんと全うされています。
私の年齢から見ても今後さらにお世話になる機会も多くなると思います。
医師のみなさんが働きやすい環境であることが、医師の皆さんの能力を最大限に発揮する不可欠の要素であり、かけがえのない患者の命や心身のためには、それこそが患者のためになることである、という考えは、このブログで医療問題を取り上げ始めた当初から変わっていません。
医療をめぐる状況が少しでもよくなることを祈っています。
モトケン (2008年10月29日 15:30) | コメント(16) | トラックバック(0) このエントリーを含むはてなブックマーク (Top) 引用:医療問題に関する今後のかかわりについて - 元検弁護士のつぶやき
2013年2月25日月曜日
ほとんど聞く耳を持たないという反応も妄想との感を深めた所以です<元検弁護士のつぶやき>
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