弁護士に向かって「あんたの家族が殺されたら」などという質問を投げ<元検弁
護士のつぶやき>
被害にあってないから弁護ができる(過去ログから)
自分のブログを「事実認定」のキーワードで検索したら、「法律実務家にとって重要な事実認定能力」というエントリが見つかりました。
自分で自分が以前に何を書いたかわからなくなっています(^^;
そのエントリの中で私は
自分または自分の家族が凶悪犯罪の被害者になってしまいますと、私自身、別の事件においても客観的な視点を保つことが困難になるだろうと思うからです。 そしてそれは、法律実務家としての致命的な欠陥になってしまいます。 つまり、自分または自分の家族が凶悪犯罪の被害者になってしまいますと、それを想起するような事件については弁護士としての仕事ができなくなります。 言い換えると、被害に遭っていないから弁護活動ができるのです。
我ながらいいこと書いている、と思います。
なぜかと言いますと、炎上中の今枝ブログのコメントの中に、「あんたの家族が殺された場合のことを考えたことあるのか」とか「家族を殺されても弁護ができるのか」というようなほとんど罵倒があったと思いますが、それに対する答えをこのとき(2006年06月26日)すでに書いているからです。
つまり、「言い換えると、被害に遭っていないから弁護活動ができるのです。」という私の言葉に従いますと、弁護士に向かって「あんたの家族が殺されたら」などという質問を投げかけることがナンセンスだと思えるのです。
モトケン (2007年9月26日 23:58) | コメント(86) このエントリーを含むはてなブックマーク (Top)
引用:被害にあってないから弁護ができる(過去ログから) - 元検弁護士のつぶやき
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