結局のところは、弁護人が邪魔で邪魔で仕方がなかったんだろうと想像します
<元検弁護士のつぶやき>
志布志事件接見交通妨害国倍地裁判決
志布志事件「違法に接見交通権侵害」 国・県に賠償命令(asahi.com 2008年03月24日13時58分 ウェブ魚拓)
接見内容を調書化することが絶対許されないというわけではないと思いますが(例えば弁護人による罪証隠滅工作があった場合など)、本件では調書化の必要性があったのかどうか疑問です
事件全体の空気も影響しているかも知れません。
普通なら国・県側が控訴すべき事案だと思うのですが、志布志事件を早く忘れさせたいと思ったらしないかも知れませんね。
事件を風化させないために、是非国・県側に控訴してもらいたいと思います。
理論的な問題として最高裁の判断を聞きたいという気持ちもあります。
しかし、それはそれとして、警察は何のために「否認をそそのかされた」などという調書を作ったのでしょう?
弁護人への牽制か?被疑者への圧力ないし被疑者と弁護人との離反工作の一貫か?
結局のところは、弁護人が邪魔で邪魔で仕方がなかったんだろうと想像します。
なんとかして弁護人を解任させたかったんでしょうね(そういう報道もあった記憶があります)。
そういうことであれば浅知恵と言うしかありませんね。
弁護人の存在を当然の前提として捜査ができなくて、一人前の捜査官と言えません。
浅知恵に基づく調書化や調書化のための接見状況の取調べは、違法とされても仕方がないと思います。
ここまで違法・不当捜査のかたまりのような事件は珍しいと思います。
モトケン (2008年3月24日 15:26) | コメント(6) このエントリーを含むはてなブックマーク (Top)
引用:志布志事件接見交通妨害国倍地裁判決 - 元検弁護士のつぶやき
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