2013年2月21日木曜日

即刻検察から去っていただきたい<元検弁護士のつぶやき>



反省なき検察(富山冤罪事件)

<富山冤罪事件>「取調官恨まない」地検が男性から調書(落合ブログ経由 5月28日20時17分配信 毎日新聞)

 富山県警が男性の誤認逮捕を発表したのは、今年1月19日。弁護団によると、その後の同24日、男性は富山地検で、検察官から無罪を証明するための調書を取ると説明を受けた。検察官は県警の捜査員や同地検支部の副検事の実名を挙げ、男性に「恨むか、恨まないか」と質問。男性は無実の強姦事件で取り調べを受けた際の威圧的な態度を思い出し、「恨みません」と答えた。検察官は、その言葉を盛り込んだ調書を朗読し、男性は調書に押印、署名したという。

 こういう姑息なことを、平検事の独断でするとは思えません。

 なんでこんな調書を作ったのかよく分かりませんが、いや大体分かりますので「姑息」と書いたのですが、まったく恥知らずなことです。

 落合弁護士は捜査当時の取り調べについて問題にされているようですが、私は問題発覚後にこのような調書を作成する富山地検の浅はかさを問題にしたいです(落合弁護士のコメントにもそれは滲んでいますが)。

 落合弁護士が指摘した国家賠償請求についての思惑はもちろん、言い訳、保身、体面の取り繕いなどの意図が思い浮かんできます。

 しかし、こんな調書で言い訳、保身、体面の取り繕いになると思っていること自体、どうしようもなく浅はかです。
 自らの恥の上塗りだけでなく、冤罪に苦しんだ男性をさらに傷つけることになることが分からないのでしょうか。
 結局、富山地検は現在なお反省していない、と言わざるを得ません。

 こんな調書の作成を指示したのが誰かは知りませんが、即刻検察から去っていただきたい。

 このニュースの情報ソースは冤罪男性の話のようですが、地検の次席が否定しないところからすると、事実と考えられます。
 もしそんな調書を取った事実がないならば、検察の名誉と信頼のために明確に否定すべきだからです。
モトケン (2007年5月29日 20:20) | コメント(15) このエントリーを含むはてなブックマーク  (Top)


引用:反省なき検察(富山冤罪事件) - 元検弁護士のつぶやき


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