自己満足型利己主義者、貴族的病人の弊害は除去してもらいたいものです /廣野秀樹
No.27 廣野秀樹 さん | 2008年2月16日 00:32
日本的には、「衣食足りて礼節を知る」というようですが、原典ではないかと思われる中国の菅仲の言葉は、「倉廩実ちて礼節を知り、衣食足りて栄辱を知る」となっており、後者がはるかに現実的なように感じます。
もともと弁護士というのは、中世ヨーロッパの貴族というか有力者の価値観と言うのかスタイルから始ったと本で読んだことがあります。いってみれば、絵本か童話の世界が比較的長く続き、そこから抜け出せない意識改革の出来ない人も少なくないのかもしれません。
おなじ、中世ヨーロッパのマキャベリの「君主論」には、その戒めのようなことも書いてありましたが。
また、貴族道徳と批判されるニーチェは、次のように著作に書いています。全然有名ではないと思いますが。
「あなたがたは、あなた方の子どもたちの国を愛さなければならない。あなた方の子どもたちへの愛、これをあなた方の貴族の資格とするがいい。わたしは、あなた方の帆に命ずる、その国を探せ、探せと!」
なんか橋下知事の所信表明のようなものに通じる点を感じますが、ご存知なのかどうか。ニーチェなど口にすれば、変人扱いされるのがオチかもしれませんが。それだけ不都合でもあったようですが、ヨーロッパは、のちにナチスの台頭などで、大きな代償を払うことになったという世界史的な、流れもあるようで。ニーチェは死後に都合よく利用されたと言われていますが。
自己満足型利己主義者、貴族的病人の弊害は除去してもらいたいものです。
引用:余裕があるからするのでは人権活動と呼ぶには値しないのか? - 元検弁護士のつぶやき
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