2013年2月6日水曜日

反省することができないのかも知れません。弁護人の暗澹たる思いが理解できま す。<元検弁護士のつぶやき>


反省しない(と裁判官が考える)被告人

裁判官にピース、検察官には「スケベ」 奇行繰り返す男(産経ニュース)

 少なくとも性格的にかなり問題のありそうな被告人ですが、このエントリのテーマはそれとは無関係ではありませんが、刑事裁判の厳罰化です。

 報道で見る限り、この被告人には前科がなさそうです。
 それを前提にした話になりますが、5000円程度の無銭飲食なら、反省の気持ちを示せば執行猶予付き判決の可能性は決して低くなかったはずです。
 しかし、この被告人は実刑でした。
 裁判官には反省しているようには見えなかったからだと思います。
 反省することができないのかも知れません。
 弁護人の暗澹たる思いが理解できます。

 刑務所の収容率が増加傾向にあるようですが、それは裁判所の量刑感覚が厳罰化しているというより、またはそれとともに、反省しないまたは反省できない被告人が増えているせいかも知れないと思ったりします。
 記事からの印象であり、確たる統計資料等の根拠があるわけではありませんが。

 そうすると、この事件もも実刑の可能性が高いかも、と思います。
モトケン (2008年7月 7日 16:13) | コメント(11) | トラックバック(1) このエントリーを含むはてなブックマーク  (Top)




引用:反省しない(と裁判官が考える)被告人 - 元検弁護士のつぶやき

送信者 元検弁護士のつぶやき-2013


0 件のコメント:

コメントを投稿