弁護団は「弁護人が誘導して被告の主張を変えさせた」なんてことは一言も言っ
てないわけで、世間(の一部)が勝手にそう思っているだけです<元検弁護士の
つぶやき>
橋下弁護士の反論の報道について
「違法性なく争う」=提訴受け橋下弁護士
ヤフーニュース経由の時事通信配信のニュースなんですが
橋下弁護士は「世間は弁護人が誘導して被告の主張を変えさせたと思っている。刑事弁護人はここまでやっていいのかと、弁護士の信用を害した」と述べ、改めて弁護団を批判した。
これは橋下弁護士の発言を正確に要約しているんでしょうか?
そのまま読むとひどい論理です。
世間は弁護人が誘導して被告の主張を変えさせたと思っている。
弁護団は「弁護人が誘導して被告の主張を変えさせた」なんてことは一言も言ってないわけで、世間(の一部)が勝手にそう思っているだけです。
また、「弁護人が誘導して被告の主張を変えさせた」ことを示す根拠は何もありません。
私の弁護士としての感覚では、以前にも書いた記憶がありますが、弁護人としてはそんなことは怖くてとてもできません。
つまり、記事によれば、橋下弁護士は
(世間が勝手に思いこんでいることを根拠にして、弁護団が)弁護士の信用を害した
と言っていることになります。
これではむちゃくちゃです。
橋下弁護士は、実際はどう言ったのでしょう?
さっそく追記
M.T. さんが、J-CASTニュースの記事を紹介してくれました。
かなり詳細です。
時事通信が紹介したような発言は書いてないです。
http://www.j-cast.com/2007/09/05010979.html
モトケン (2007年9月 5日 19:56) | コメント(51) このエントリーを含むはてなブックマーク (Top)
引用:橋下弁護士の反論の報道について - 元検弁護士のつぶやき
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