2013年2月18日月曜日

私自身、読み方が足らなかったのか、弁護団批判の急先鋒〜廣野秀樹



No.17 廣野秀樹 さん | 2007年9月 6日 23:05

>No.15 モトケン さんのコメント
 いろいろ参考にさせて頂きました。私自身、読み方が足らなかったのか、弁護団批判の急先鋒とまでの理解はありませんでした。
 また、法廷で暴露されるのが怖いので、嘘の教唆は出来ないという説明は、なるほどと思いました。自分自身気がつかなかった新たな視点を与えて頂いた気がします。
 ということは、被告人自身の言い分を弁護団がストレートに代弁しているということになりそうです。独自で個性的な表現を、少年時代から拘置され、社会から隔離された人間が、これほど巧みな論理を展開できるのかという疑問は、未だ解決できませんが、公開されている顔写真を見ても、割と頭の聡明そうな人間であるという印象はありました。
 ところで、これまで度々、コメントをさせて頂いていますが、正直なところ昨夜の投稿は、削除されているかもしれないと思っていました。また、レスが無反応であったのも少々意外でした。
 一つお断りしておきたいことは、私は、自分のブログや抱える問題の宣伝のために、このブログに書き込みをしているわけではありませんし、協力や支援を得るという気持ちもないのです(あったとしても断ります)。
 ただ、刑事裁判や司法制度の現状のあり方によって、過大な負担と犠牲を強いられ、このまま埋もれてしまうのかという意識があります。自分自身の問題として、金沢地方検察庁に上申書を提出する予定で、そのことは今年3月の終わり頃に担当者を通じて、伝えてあります。
 上申書という表題ですが、中身は、検察に過去の事件の誤りを認めさせ、捜査や裁判のやり直しを求めるという趣旨です。これが、いかに困難で絶望的な挑戦であるのかは、よく承知しているつもりでいます。警察の間違いだったのか、検察の判断に誤りがあったのか、という疑問を含め、回答を求めます。
 そのための参考資料として、このブログを利用させてもらっていますが、反応を強いる非礼な発言もあったかと思います。ただ、率直な刑事裁判に対する感慨という部分もストレートに書いてきました。
 特にこの光市母子殺害事件の裁判は、自分自身の裁判や立場とも共通点があり、考えさせられると同時に、出来るだけ沢山の人にも、考えて頂きたいと思っています。
 刑事弁護というアプローチには、次の以前のエントリが、参考になると思います。
<[告訴事件]弁護士と検察、裁判所の関係について>
http://d.hatena.ne.jp/hirono_hideki/20060924/1159110002#c1189057412
 今気がついたのですが、ちょうど一年前ほどの投稿になりそうです。
 光市事件との共通点ですが、私は弁護士の側から精神鑑定の請求を受け、鑑定を受けました。私自身はこれに反発し、否定していました。鑑定の結果の要旨についてもブログで公開する予定ですが、妄想癖のような問題はないとされていますが、爆発型の精神病質の傾向を有する被告人の人格反応などと結論づけられていました。
 私は事件に至る経過を詳細かつ具体的に書き綴り、それを名古屋高裁金沢支部に提出していましたが、そのようなアドバイスをくれたのも、同じ精神鑑定の請求をした私選弁護人でした。
 こんなことで、精神病の疑いがかかり、審理の中心に据えられたのです。おざなりにされた事実関係は、身勝手な主張をした関係者への聞き取りさえされず、私の知る限り、表面上は放置されたままです。
 事実の証明が、それほど困難であるのか、切り捨てられる諸事情としての評価なのか、判断は分かれるのかもしれませんが、自分の身に降りかかったときに、納得の出来る人はまれなのではないかと思います。法の運用や、刑事裁判のあり方を含め、その一翼を担い、法廷において主体的活動を行う弁護士が、無関心でなんら問題性を感じてすらいなのであれば、空恐ろしい現実ではないかと思えます。
 また、複雑な事件において、まして被告人の資力が乏しい場合の、弁護士の負担というのも厳しいものがあるであろうと想像します。
 検察が、不十分な捜査や、安易な判断で起訴した場合の、弁護士側の負担というのも、業務妨害に匹敵する大きな問題なのではないかと、素人ながら考えてしまいます。
 検察の無謬性は、最近になって否定されつつありますが、本来、そのような権力側の瑕疵をチェックし、対抗するのが弁護士の役割なのではないかと考えます。すでに放棄された感なきもあらずですが、そのような観点からも、検討して頂ければと、お勧めします。
 長文になって申し訳ございませんが、より詳しいご説明は、近日中に、自分のブログで行っておきたいと思っています。

 それと、橋下弁護士のことですが、今朝たまたま、「スッキリ」という番組で観ました。10分ぐらいでしょうか、結構大きく取り上げていたようです。「事務所の従業員の給料も支払わなければならず....無償では出来ない。」という部分がもっとも印象的でした。
 あと、夜になって、ネット上などで「カルト弁護団」と名指しし、相手方の方は、「業界の笑いもの」と軽く観ているようです。率直で重要な感想ですが、業界そのものが笑いものにされ、そっぽを向かれ、取り返しのつかないことになるのではないかと、感じました。
 余波が及ぶ危機感からか、微妙に暗示的な反論も散見されるという気がしますが、紛い物も浮かび上がり、吐いたつばは飲み込めず、進退が行き詰まるという事態も起こりうるかもしれません。需要が後押し、しているのかもしれませんが、相場が通用しないと決まってしまえば、どうなるのか。
 「トウショウヘイ」という中国の政治家は、自分の墓を公開するなと釘を刺したそうです。評価が一変し、辱めを受けることを慮ったそうです。
 そうでなくても、カネをドブに捨てるような弁護士には、頼まなくなるでしょう。相場を決めるのは、事実上、起訴不起訴の権限を持つ、検察のはずですが、あまり注目されないみたいですね。
 また、検察は判決という結果を出すことはできませんが、それが出来る裁判官も、経験則に反することが出来ないという制約があるそうです。
 もっとも、そのあたりもあやふやになっているはずですが、相対的に弁護士の力が弱まっている気がします。たまに調子づかせるような、判決を出すことはあるようですが、試され、手のひらで転がされているような気もします。
 その弁護士の世界でも格差社会が広がっているそうですが、大掛かりな粛清の前触れ、事前準備であるような。気がつかない、感じ取れないのでは、法律家としても失格でしょうし、切り捨てる必要に迫られているのかもしれません。
 自浄作用が、迫られているのかもしれませんが、そのあたりの意識も希薄なのかもしれません。なんとなく感じていることですが。
 ちなみに、パチンコ店のパチスロ遊技ですが、今年に入って5号機という規制がかかり、顕著な影響が出ているようです。目に見えて分かる、大きな変化ですが、業界も深刻なのかと思います。

引用:橋下弁護士の反論の報道について - 元検弁護士のつぶやき


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